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家族4人で年収150万でも住宅ローンは可能か?借入の目安や審査のポイントを紹介

住宅ローン審査

坂本 拓也

筆者 坂本 拓也

不動産キャリア15年

お客様ご希望の物件探しを精一杯お手伝いさせていただきます!

「今の年収で本当に住宅ローンが組めるのだろうか?」ご家族四人で生活しながら、年収が百五十万円という状況では住宅の購入が夢のまた夢に思えるかもしれません。しかし、今や様々な条件や工夫によって、低年収でも住宅ローンを組む道は存在します。今回の記事では、年収が百五十万円のご家族でも住宅ローンが検討可能かどうか、審査の現状や具体的なローンの種類、無理のない返済計画の立て方まで詳しく解説いたします。どうぞご自身の安心と将来設計の参考になさってください。

年収150万円の家族4人でも住宅ローンは検討できるのか

まず、年収150万円という収入水準では、家族4人を養いながら住宅ローンの返済を行うには、家計の収支バランスの慎重な検討が欠かせません。生活費や教育費などの支出を踏まえると、返済負担率(収入に占める返済額の割合)を適切に設定することが重要です。多くの金融機関では、年収400万円未満の場合、返済負担率の上限は30%とすることが一般的です。しかし、実際には20~25%程度に抑えることが無理のない返済の目安とされています。これは生活費や教育費などの将来支出に対応する余裕を持つことができるからです。

次に、年収150万円が住宅ローン審査においてどのように評価されるかですが、労働金庫(ろうきん)などの金融機関では、「本人の前年の税込年収が150万円以上」であれば申し込み可能と明記されています。このため、年収150万円であれば、ローン審査の門戸が完全に閉ざされているわけではなく、申請自体は可能であることがわかります。

また、シミュレーション結果によると、たとえばフラット35のような住宅ローンを用い、年収150万円で返済負担率30%とすると、借入限度額は約1,300万円、月々返済額は約3.75万円となります。しかしこれは手取り月収のおよそ50%にあたるため、家計の負担が非常に重い状態です。より無理のない範囲として、返済負担率を25%とした場合の安全な借入額は約652万円、月々の返済は約1.87万円となり、月収の25%程度に収まるため安心できる水準です。

内容 借入限度額 安全な借入額
年収150万円(返済負担率30%) 約1,300万円
年収150万円(返済負担率25%) 約652万円

このように、年収150万円の家族4人のケースでも、住宅ローンの検討は可能ですが、返済負担率を家計に無理のない範囲に設定し、慎重な資金計画を立てることが大切です。

年収150万円で借りられる住宅ローンの目安と返済負担率

以下の表は、年収150万円のご家庭が安全に返済できる住宅ローンの借入限度額と、月々・年間の返済額の目安を示しています。信頼できるシミュレーション情報をもとに作成しております。

項目借入限度額(目安)安全な借入額の目安年間返済額(目安)月々返済額(目安)
年収150万円約1,300万円約650万円約45万円(30%時)/約22.5万円(15%時)約3.75万円/約1.87万円

この数値は、固定金利1.110%・返済期間35年での計算に基づくもので、年収の30%にあたる返済額から借入限度額を算出した結果です。また、返済負担率をさらに抑えた15%のケースでは、安全に返せる目安額が示されています。 

借入限度額として算出された約1,300万円では、手取り月収(約7.5万円)の約50%をローン返済に充てる計算となります。これは長期にわたる返済の負担と考えた場合、かなり重い負担と捉える必要があります。 

一方、安全な借入額の目安とされる約650万円では、手取り月収の約25%を返済に充てることとなり、より無理のない返済計画と言えます。ご家庭の生活費や教育費、その他の支出とのバランスを考慮するなら、この範囲を目安に検討されるのが望ましいです。 

以上の目安を参考に、実際にはご家庭の可処分所得(手取り金額)と支出バランスを踏まえて無理のない借入金額を検討し、そのうえで当社へご相談いただければ、より具体的かつ安心できるプランをご提案できます。

年収150万円でも利用可能な住宅ローンの種類とその特徴

年収150万円という収入でも利用可能な住宅ローンには、「フラット35」と「労働金庫(ろうきん)」の住宅ローンがあります。それぞれの特徴を下記の表にまとめました。

住宅ローンの種類 特徴 年収150万円向けのポイント
フラット35(全期間固定型) 最長35年間の全期間固定金利型で、頭金なし(フルローン)も可能 年収制限が明記されておらず、融資対象に含まれる可能性あり
ろうきんの住宅ローン 最低年収150万円以上、勤務期間や雇用形態などが明確に規定 安定した収入があり、勤続1年以上などの条件を満たせば利用可

まず、フラット35は、住宅金融支援機構が提供する全期間固定金利のローンで、頭金なしで借り入れ(フルローン)も可能です。住宅費や諸費用すべてを含めて融資対象となり、融資率と金利の関係にも注意すれば、年収制限が明示されていないため、年収150万円の方にも活用の道が開かれます。融資率が9割以下か超えるかで金利が変わる点や、返済比率基準を満たす必要がありますが、制度として検討可能です

次に、ろうきんの住宅ローンは、労働金庫が提供するもので、前年の税込年収150万円以上という条件が明記されており、勤続年数や雇用形態にも規定があります。例えば、同一勤務先での勤続が原則1年以上(自営業は3年以上)が求められ、申込可能な雇用形態に制限があるものの、こうした条件を満たせば申し込みが可能です

これらのローンを比較検討する際には、自身の雇用形態や勤続状況、頭金の有無、返済負担などを総合的に考慮して、無理なく返せる計画を立てることが大切です。専門家の視点から、ご希望に合わせた最適なプランをご提案することも可能ですので、いつでもお気軽にご相談ください。

無理なく住宅ローンを組むためのポイント

まず大切なのは、家計の収支バランスを見据えて、借入額を設定することです。返済負担率は、金融機関の審査基準として年収の3割程度(年収400万円未満なら30%、それ以上なら35%程度)が一般的ですが、安全に返済を続けるには20~25%以内に抑えるのが望ましいとされています。その理由として、実際の家計では突発的な支出や金利上昇に対応する余裕が必要だからです。金融機関の平均的な審査目安と家計の余裕を両立させた判断が重要です。

次に、頭金の有無や借入期間、金利タイプの選び方を工夫することで、返済負担を軽減できます。特に頭金を一定額用意すると、借入額が減るだけでなく、金利の優遇が受けられる場合もあります。例えば、
・住宅価格の10%程度の頭金を用意することで金利が低く設定されることがある
・頭金なしと比べて総返済額が数百万円単位で軽減されることもある
といったメリットがあります。加えて、返済期間を長く設定すれば毎月の負担は小さくなりますが、利息負担が増える点は念頭に置く必要があります。固定金利は返済計画が立てやすく、変動金利は当初の金利が低い傾向があるものの、金利変動リスクを含みますので、将来の収支見通しを踏まえて選びましょう。

最後に、住宅ローンの準備過程で気になることや具体的なご相談がありましたら、ぜひ当社へお気軽にお問い合わせください。当社では、ご家族のライフプランや家計の状況を丁寧にお伺いしたうえで、無理のない資金計画を一緒に考えさせていただいております。お問い合わせいただくことで、専門家による個別相談や返済シミュレーションをご提供し、ご安心して住宅購入のスタートを切れるようサポートいたします。

項目内容効果
返済負担率の目安年収の20~25%以内家計への負担を抑え、無理なく返済可能
頭金の用意住宅価格の10%程度借入額を減らし、金利優遇や利息負担の軽減
金利タイプの選び方固定金利/変動金利返済計画の安定性や将来のリスクと金利メリットを比較

まとめ

年収が百五十万円で家族四人という状況でも、住宅ローンを検討することは可能です。ただし、返済負担率を意識しながら借入額を慎重に設定することが重要です。利用できる住宅ローンの種類や金融機関を適切に選ぶことで、無理のない返済計画を立てることができます。また、頭金や借入期間、金利の種類にも目を向けることで、返済の負担軽減につながります。将来の家計に安心をもたらす住まい選びの一歩として、まずはお気軽にご相談ください。

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